有効換気量(ゆうこうかんきりょう)とは?

有効換気量は、機械換気設備の実際の換気性能を示す重要な指標です。理論上の換気量ではなく、実際の使用状況下での実効的な換気能力を表します。

有効換気量の基本情報

定義 機械換気設備の実効的な換気能力を示す指標
特徴 圧力損失などの実際の使用条件を考慮した数値
単位 立方メートル毎時(㎥/h)または立方メートル毎分(㎥/min)

影響要因

ダクト損失 ダクト配管による圧力低下
曲がり損失 配管の曲がりによる圧力低下
機器抵抗 フィルターなどの機器による抵抗

計測時の考慮点

設置状況 実際の設置環境での測定が重要
運転条件 通常使用時の条件での測定
経年変化 使用による性能低下の考慮

注意点

設計時 必要換気量に余裕を持った設計が重要です
施工時 適切なダクト配管と接続が必要です
維持管理 定期的な清掃とメンテナンスが必要です

有効換気量は、機械換気設備の実際の性能を評価する上で重要な指標です。設計時には、様々な損失要因を考慮し、必要な換気量を確実に確保できるよう計画することが求められます。

また、施工後も定期的なメンテナンスにより、設計時の有効換気量を維持することが建物の適切な環境維持には不可欠です。

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