用益権(ようえきけん)とは?

用益権(ようえきけん)とは、他人の所有する土地などを、一定の目的のために使用し、収益を得ることができる権利です。制限物権の一つとして位置づけられ、不動産取引において重要な概念となっています。

用益権の基本的特徴

定義 他人の土地を使用・収益できる権利
性質 制限物権の一種
目的 土地の使用収益を可能にすること

主な用益権の種類

地上権 他人の土地に建物や工作物を所有するための権利
永小作権 他人の土地で農業を営む権利
地役権 他人の土地を自己の土地の便益のために利用する権利
入会権 一定の土地において共同で収益を得る権利

特別法による用益権

鉱業権 鉱物を採掘・取得する権利
漁業権 特定の水面で漁業を営む権利

用益権の効力

使用収益権 目的物を使用し、収益を得ることができます。
第三者対抗力 登記することで第三者に対抗できます。
譲渡性 原則として譲渡や相続が可能です。

用益権設定の意義

土地の有効活用 所有者以外の者による土地利用を可能にします。
経済的価値の創出 土地の効率的な利用により経済価値を生み出します。
社会的機能 土地の合理的な利用を促進し、社会経済の発展に寄与します。

注意点

権利関係の確認 不動産取引時には用益権の有無を確認する必要があります。
登記の重要性 第三者への対抗要件として登記が重要となります。
期間・条件の明確化 用益権設定時には利用期間や条件を明確にすることが重要です。

用益権は、土地の効率的な利用を可能にする重要な権利です。不動産取引においては、対象不動産に用益権が設定されているかどうかを事前に確認することが重要となります。

また、用益権の設定や譲渡を行う際には、権利の内容や期間、条件などを明確にし、適切な登記手続きを行うことで、円滑な権利関係を維持することができます。特に、複数の権利が競合する場合には、各権利の優先順位や範囲について慎重な検討が必要です。

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