老朽建築物(ろうきゅうけんちくぶつ)とは?

老朽建築物とは、経年劣化により保安・衛生上の問題が生じる可能性のある建築物を指します。特に旧耐震基準で建てられた建物で、耐震性に問題があるものも含まれます。

老朽建築物の定義

主な要件
  • 構造・材料・設備の顕著な劣化
  • 保安・衛生上の危険性
耐震基準 1981年5月31日以前の旧耐震基準による建築物

行政による対応

補助制度
  • 除却費用の一部補助
  • 地方公共団体による支援
行政措置
  • 除却勧告
  • 移転勧告
  • 改築・増築指示
  • 修繕・模様替要請
  • 使用制限・中止命令

特定行政庁の権限

法的根拠 建築基準法に基づく措置
対象建築物 危険性・有害性が著しい老朽建築物
措置内容 必要な改善措置の勧告が可能

老朽建築物は、建物の安全性や周辺環境に重大な影響を与える可能性があるため、行政による様々な対策が講じられています。特に地方公共団体による除却費用の補助や、特定行政庁による改善勧告など、具体的な対策が実施されています。

また、旧耐震基準で建てられた建物については、耐震診断を通じて安全性を確認し、必要に応じて適切な対策を講じることが求められています。建物の所有者は、これらの制度を活用しながら、適切な維持管理や改善措置を実施することが重要です。

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