路線価(ろせんか)とは?

路線価とは、道路に面する宅地の1平方メートルあたりの価額を示したもので、主に相続税の算定や固定資産税評価に使用される指標です。同一路線に面する宅地の価格水準を統一的に示すものとして重要な役割を果たしています。

路線価の基本概念

定義 道路に面する宅地の1㎡あたりの価額
表示単位 1,000円単位で表示

評価の基準と方法

参考指標
  • 地価公示価格
  • 売買実例価額
  • 鑑定評価額
  • 精通者意見価格
評価時期 毎年1月1日時点で評価
公開時期 毎年7〜8月頃

主な用途

相続財産評価 相続税算定の基準として使用
固定資産税評価 固定資産税の課税基準として活用

評価の特徴

標準宅地 全国約40万地点が基準点として設定
評価水準 地価公示の約8割程度(1992年以降)
評価主体 各国税局長が評定

路線価は、宅地の価格水準が基本的にその土地が面する道路によって決定されるという考え方に基づいています。相続税の算定など、公的な土地評価において重要な指標として活用されています。

特に1992年以降は、地価公示価格の8割程度となるように評定されており、より実態に即した評価基準として機能しています。毎年の評価・公開により、地価の変動も適切に反映されるシステムとなっています。

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