軸組(じくぐみ)とは?

軸組(じくぐみ)とは、建築物の骨組みのことで、垂直材である柱と水平材である梁などを組み合わせて構成される構造システムを指します。特に木造建築において重要な構造要素となっています。

軸組の基本情報

定義 柱と梁などを組み合わせた建築物の骨組み
主な構成要素 垂直材(柱)と水平材(梁など)
役割 建物の構造強度を確保する基本骨格

主な構成部材

垂直材
  • 通し柱
  • 管柱
水平材
  • 胴差

軸組の基本構造

土台 基礎と柱をつなぐ水平材
垂直に建てられ、建物の荷重を支える部材
柱と柱の間に渡される水平材

軸組工法の特徴

耐震性 適切な補強により高い耐震性を確保できます
可変性 間取りの変更が比較的容易です
伝統性 日本の伝統的な建築工法を継承しています

軸組の補強方法

筋かい 斜めに入れる補強材
構造用合板 壁に張る面材による補強
金物補強 接合部を金物で補強

構造上の注意点

接合部
  • 適切な接合方法の選択
  • 金物による補強の確認
バランス
  • 耐力壁のバランスよい配置
  • 荷重の適切な分散
点検・維持管理
  • 定期的な点検の実施
  • 腐食・劣化の確認

メンテナンス時の確認ポイント

接合部 緩みや腐食がないか確認
部材 腐朽や蟻害の有無を点検
変形 建物の歪みや傾きをチェック

軸組は、木造建築物の構造強度を確保する最も基本的な要素です。柱や梁などの部材を適切に組み合わせることで、建物全体の安定性を保っています。

特に木造住宅では、地震に対する安全性を確保するため、筋かいや構造用合板による補強が重要です。また、定期的な点検とメンテナンスを行うことで、建物の長期的な安全性と耐久性を維持することができます。

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