GL(じーえる)とは?

GLとは、Ground Level(グラウンドレベル)の略称で、建築物が建つ土地の地盤面のことを指します。建築や不動産の図面において、建物の高さや各部分の位置を示す際の基準点として重要な役割を果たします。

GLの基本情報

正式名称 Ground Level(グラウンドレベル)
定義 建築物が建つ土地の地盤面
主な用途 建物の高さや位置を示す基準点

GLを基準とした主な表記方法

GL±0 地盤面と同じ高さを示す基準点
GL+○○mm 地盤面よりも高い位置を示す(例:GL+1,800mm = 地盤面より1.8m上)
GL-○○mm 地盤面よりも低い位置を示す(例:GL-600mm = 地盤面より0.6m下)

GLが使用される主な場面

建築図面
  • 建物の各階の床高さ
  • 基礎の深さ
  • 開口部の位置
建築確認申請
  • 建物の高さ制限の確認
  • 基礎の根入れ深さの確認
  • 地下室の深さの確認

GLと関連する重要な指標

FL(Floor Level) 建物の床面の高さを示す基準点
EL(Elevation) 海抜からの高さを示す基準点
SL(Slant Level) 道路面からの高さを示す基準点

GLを理解する重要性

法規制への対応 建築基準法による高さ制限等の確認に必要
建築計画 適切な基礎の深さや床高の設定に重要
防災対策 浸水対策や地盤の安定性確保に関係

GLに関する注意点

地盤の変化 盛土や切土により地盤面が変わる可能性があります。
敷地内の高低差 敷地内で地盤面に高低差がある場合、基準となるGLを明確にする必要があります。
図面の読み方 GLを基準とした各部分の高さを正確に理解することが重要です。

GLは建築や不動産の設計・施工において基本となる重要な基準点です。建物の高さや位置を正確に把握し、法規制に適合した建築計画を立てる上で、GLの概念を理解することは不可欠です。

また、GLは建物の防災対策や快適性にも大きく関わるため、土地の状況や周辺環境を考慮しながら適切に設定することが重要です。特に新築や改築を検討する際は、GLを基準とした建物の各部分の高さについて、専門家に相談することをお勧めします。

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