ディスポーザー(でぃすぽーざー)とは?

ディスポーザーとは、キッチンの流し台の排水口下部に設置する生ごみ処理装置です。カッターで生ごみを細かく粉砕し、水とともに下水道へ流す仕組みになっています。ガーベジ・クラッシャー(garbage crusher)とも呼ばれ、生活の利便性を高める設備として注目されています。

ディスポーザーの基本情報

基本構造 排水口下部に設置された粉砕装置
主要部品 カッター、モーター、制御装置
処理方式 生ごみを細かく粉砕し、水と共に排出

ディスポーザーの種類と特徴

排水直接放流方式
  • 粉砕物を直接下水道へ放流
  • 設置費用が比較的安価
  • 設置が制限される地域あり
ディスポーザー排水処理システム
  • 専用の処理槽で二次処理を実施
  • 環境負荷が少ない
  • 設置スペースと費用が必要

処理可能な生ごみ

野菜類 野菜くず、皮、芯など
魚介類 小魚の骨、内臓など(大きな骨は不可)
果物類 皮、種子(硬い種は不可)
その他 茶殻、コーヒーかす、残飯など

処理できないもの

  • 貝殻、大きな骨、固い種子
  • 繊維質の強い野菜くず(ごぼうの皮など)
  • 油脂類(天ぷら油など)
  • 金属類、ガラス、プラスチック
  • 紙類、布類

設置における注意点

法的確認 自治体の条例や規制の確認が必要
建物の構造確認 排水管の構造や容量の確認が必須
設置工事 専門業者による適切な施工が必要

メンテナンス要件

日常管理
  • 使用後の十分な水流し
  • 適切な量の投入
  • 処理不可物の混入防止
定期管理
  • 年1回以上の点検
  • カッターの磨耗確認
  • モーターの動作確認

導入時の検討事項

初期費用 本体価格、設置工事費(10-30万円程度)
ランニングコスト 電気代、水道代、メンテナンス費用
設置場所 シンク下のスペース確保が必要

ディスポーザーは、生ごみ処理の手間を大幅に軽減できる便利な設備です。特に、高層マンションでは、ごみ出しの負担軽減に効果的です。

ただし、導入にあたっては、建物の構造や地域の規制、費用面など、様々な要素を総合的に検討する必要があります。また、適切な使用方法とメンテナンスを守ることで、長期的な性能維持が可能となります。

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