防火壁(ぼうかへき)とは?

防火壁とは、建築基準法に基づき、火災の延焼を防止するために設置される耐火構造の壁です。一定規模以上の木造建築物には設置が義務付けられており、建物の防火安全性を確保する重要な構造部材です。

防火壁の基本情報

定義 火災の延焼を防ぐために設置される耐火構造の壁
根拠法令 建築基準法
主な機能 建物内部での火災の延焼防止

設置基準

構造要件
  • 耐火構造であること
  • 自立できること
  • 外壁面から突出していること
  • 屋根面から突出していること

延焼防止の方法

垂直区画 防火壁による垂直面での区画
水平区画 防火床による水平面での区画

防火壁の特徴

耐火性能 高い耐火性能を有し、火災時の延焼を防止
構造安定性 自立構造により建物の一部が崩壊しても機能を維持
突出部 外壁・屋根面からの突出により延焼経路を遮断

注意点

設置義務 一定規模以上の木造建築物には設置が必要です。
構造要件 法令で定められた構造基準を満たす必要があります。
施工精度 適切な施工により、確実な延焼防止効果を確保する必要があります。
維持管理 定期的な点検により、性能を維持する必要があります。

防火壁は、建物内部での火災の延焼を防ぐ重要な役割を果たします。特に大規模な木造建築物では、防火壁の適切な設置により、火災時の安全性を確保することができます。

設計・施工時には、建築基準法で定められた構造要件を満たすとともに、建物の用途や規模に応じて、適切な配置計画を行うことが重要です。また、防火壁と他の部材との取り合い部分の処理にも注意を払い、確実な延焼防止効果を確保する必要があります。

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