角部屋(かどべや)とは?

角部屋とは、分譲マンション、賃貸マンション、アパートなどの集合住宅において、各階の廊下の端にある住戸、または廊下が屈折している場合にその屈折部にある住戸のことを指します。一般的に、日照や騒音の面で有利な条件を持つことが多く、人気の高い物件となっています。

角部屋の基本情報

定義 集合住宅の各階で、廊下の端や屈折部にある住戸
種類 端部屋、屈折部の角部屋(通常は両者を合わせて角部屋と呼ぶ)
主な特徴 日照が良好、隣室からの騒音が少ない

角部屋のメリット

  • 日照条件が良好
  • 隣室からの騒音の影響を受けにくい
  • 通風が良い場合が多い
  • プライバシーが確保しやすい

角部屋の価格傾向

分譲価格 同じ階の通常の住戸よりも高いことが多い
家賃 同じ階の通常の住戸よりも高いことが多い
価格差の要因 日照、騒音、通風などの居住環境の良さ

角部屋の種類と特徴

端部屋
  • 廊下の端にある住戸
  • 片側の壁が外壁になるため、日照が良好
屈折部の角部屋
  • 廊下の屈折部にある住戸
  • 二面が外壁になる可能性があり、採光や通風が特に良好

角部屋選択時の注意点

方角 北向きの場合、日照条件が悪くなる可能性がある
外気温の影響 外壁面が多いため、冷暖房効率が悪くなる可能性がある
エレベーターの位置 エレベーターから遠い場合があり、利便性が低下する可能性がある
価格 通常の部屋より高額になることが多い

角部屋の選び方のポイント

  • 日照条件と方角の確認
  • 通風の良さのチェック
  • 隣接する共用部分の騒音レベルの確認
  • 価格と居住環境のバランスの検討

角部屋は、集合住宅において人気の高い住戸タイプです。主に日照条件の良さと隣室からの騒音が少ないことが大きな特徴となっています。これらの利点により、同じ階の通常の住戸と比較して、分譲価格や家賃が高く設定されることが一般的です。

角部屋には、廊下の端にある「端部屋」と、廊下の屈折部にある「屈折部の角部屋」があります。通常はこれらを区別せずに「角部屋」と呼んでいますが、屈折部の角部屋は二面が外壁になる可能性があり、採光や通風の面でより有利な条件を持つ場合があります。

しかし、角部屋を選択する際には注意すべき点もあります。北向きの角部屋の場合、日照条件が悪くなる可能性があります。また、外壁面が多いため、外気温の影響を受けやすく、冷暖房効率が悪くなる可能性もあります。エレベーターからの距離も考慮すべき点の一つです。

角部屋を検討する際は、日照条件、通風、騒音レベルなどを実際に確認することが重要です。また、価格プレミアムに見合う居住環境の向上があるかどうかを慎重に判断する必要があります。物件の特性や個人の優先順位を考慮し、総合的に判断することが大切です。

角部屋は多くの利点を持つ魅力的な選択肢ですが、それぞれの物件や個人のニーズによって最適な選択は異なります。不動産専門家のアドバイスを受けながら、自身のライフスタイルに合った最適な住戸を選択することが重要です。

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