不動産登記簿(ふどうさんとうきぼ)とは?

不動産登記簿は、不動産の物的状況と権利関係を公示するための公的な記録で、登記所に備え付けられています。1988年からは電磁的記録となり、インターネットでの情報取得も可能になっています。

基本情報

種類
  • 土地登記簿
  • 建物登記簿
管理機関 登記所(法務局、地方法務局、出張所)
記録形式 1988年以降は電磁的記録

登記簿の構成

表題部 不動産の物理的状況(所在地番、面積など)
甲区 所有権に関する事項
乙区 所有権以外の権利(抵当権、地上権等)

記載内容の詳細

土地登記簿
  • 所在、地番
  • 地目、地積
  • 所有者情報
建物登記簿
  • 所在、家屋番号
  • 種類、構造
  • 床面積

情報取得方法

窓口請求 登記所での登記事項証明書の交付
オンライン インターネットでの情報取得
取得資格 何人も取得可能(自由な閲覧)

登記事項証明書の種類

全部事項 登記簿に記録された全ての事項
現在事項 現在有効な登記事項のみ
閉鎖事項 閉鎖された登記簿の記録事項

注意点

確認事項
  • 最新の登記情報の確認
  • 権利関係の正確な把握
  • 記載内容の整合性確認
取得時
  • 必要な証明書の種類選択
  • 手数料の確認
  • 本人確認書類の準備

不動産登記簿は、不動産取引における最も基本的かつ重要な公的記録です。電磁的記録となったことで、情報へのアクセスが容易になり、インターネットを通じた取得も可能になっています。登記簿は表題部、甲区、乙区の三つの部分で構成され、それぞれ不動産の物理的状況、所有権関係、その他の権利関係を公示しています。

不動産取引に際しては、登記事項証明書を取得して物件の正確な権利関係を確認することが不可欠です。証明書の種類には全部事項、現在事項、閉鎖事項があり、取引の目的に応じて適切な種類を選択する必要があります。また、登記情報は常に最新の状態を確認し、記載内容の整合性を慎重に確認することが重要です。

不動産用語集に戻る

不動産用語をキーワードで検索

「あ行」の不動産用語一覧

「か行」の不動産用語一覧

「さ行」の不動産用語一覧

「た行」の不動産用語一覧

「は行」の不動産用語一覧

「ま行」の不動産用語一覧

「わ行」の不動産用語一覧

ページトップへ