延べ床面積(のべゆかめんせき)とは?

延べ床面積(延べ面積)とは、建築物の各階の床面積を合計した面積のことです。建築基準法における重要な指標の一つであり、容積率の計算基準となる面積です。

基本情報

定義 建築物の各階の床面積の合計
別称 延べ面積
用途 容積率の算定基準、建築規模の把握

床面積の算入対象

基本的な算入部分
  • 居室部分
  • 廊下・階段
  • トイレ・浴室
  • 収納スペース

容積率計算時の除外部分

共用部分
  • 共用廊下
  • エントランスホール
  • エレベーターホール
駐車関連
  • 自動車車庫
  • 駐輪場

延べ床面積の活用

建築規制 建築基準法による規模制限の基準
課税 固定資産税評価の基準
不動産取引 建物の規模を示す指標

容積率との関係

計算式 容積率 = 延べ床面積 ÷ 敷地面積 × 100(%)
規制 用途地域ごとに上限が定められている
緩和措置 特定の部分を除外して計算可能

実務上の注意点

測定方法 壁芯(壁の中心線)で計測するのが原則
除外判断 容積率計算時の除外可能部分を正確に把握
申請手続 建築確認申請時に正確な面積を記載

延べ床面積は、建築物の規模を示す重要な指標であり、建築確認申請や不動産取引など、様々な場面で使用されます。特に容積率の計算においては、除外可能な部分を正確に把握することが重要です。

また、延べ床面積は建築物に課される様々な規制の基準となるため、設計段階から慎重な検討が必要です。特に、大規模建築物や集合住宅の場合は、容積率計算における除外部分の取り扱いに注意が必要です。

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