鉄骨鉄筋コンクリート造(てっこつてっきんこんくりーとぞう)とは?

鉄骨鉄筋コンクリート造(てっこつてっきんこんくりーとぞう)とは、鉄筋コンクリートの中に鉄骨を組み込んだハイブリッド構造です。一般的にSRC造(エスアールシーぞう)と呼ばれ、高層建築物に適した構造として知られています。

基本情報

定義 鉄筋コンクリートに鉄骨を内蔵させた複合構造
別称 SRC造(エスアールシーぞう)
主な用途 高層ビル、マンション、ホテル、大規模商業施設など

構造の特徴

構成要素
  • 鉄骨:中心部の骨格
  • 鉄筋:補強材
  • コンクリート:被覆材・構造材
構造的特徴
  • 小さい断面で高い強度を実現
  • 優れた粘り強さ
  • 3つの材料の長所を活かした構造

主なメリット

構造強度 高い耐震性と耐火性を持つ
空間効率 細い柱で大きな荷重を支えられる
耐久性 長期的な使用に耐える高い耐久性

活用のポイント

建築規模 主に中高層建築物に適している
コスト面 他の工法と比べて建設費用が高い傾向
工期 鉄骨工事と鉄筋コンクリート工事が必要で工期が長い

注意点

施工性 高度な技術と熟練した職人が必要
設計上の配慮 鉄骨と鉄筋の配置に細心の注意が必要
経済性 建設コストが比較的高額になる

鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の長所を組み合わせた高性能な構造形式です。特に高層建築物において、その性能を最大限に発揮し、安全性と空間効率を両立させることができます。

建設コストは高くなる傾向がありますが、耐久性や安全性が求められる建築物では、長期的な視点で見ると経済的な選択肢となることもあります。設計・施工には高度な技術が必要となるため、専門家との綿密な打ち合わせが重要です。

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